私が電機メーカーを目指すきっかけになった本
皆さん、丸の内女王です。
ごきげんいかがでしょうか。
最近は梅雨に戻ったような不安定な天気で困っちゃいますね。
さて、最初のブックダイアリーです。
まずは・・・
「日立商法対松下商法」です!
日立商法対松下商法
著:三宅満
評言社
※この本は昭和54年(1979年)発行のもので、現在絶版及び入手困難です。
現在も日本の電機メーカーを牽引する日立製作所(日立グループ)と松下電器(現:パナソニック)の2社を対比させ、(当時は)どちらの商法が伸びそうかなどといった内容の本です。
この2社は当時から海外進出やIT等競合メーカー(東芝、ソニー、シャープ、三菱電機等)よりもいち早く利益を上げるための戦略はどうなのかを新聞記者の作者が分析をして書いたものです。
この2社は創業当時から創業の経緯、創業者の精神、母体(財閥やコンツェルン)が異なり、そのことがその後の日本経済の発展とどう絡み、繁栄したかを知るにはもってこいの1冊です。
1980年近くの日本の経済はどちらかと言うとオイルショックからの立ち直りそしてバブル経済へ走り始める頃ですよね。その時代の日本の電機メーカーは大きなグループを形成し、力を蓄えていきました。電気製品のみならず、レコード会社や映画制作会社までグループ内にあったくらいです。その時代の中で日立や松下は当時どのような戦略を掲げ、繁栄したか、そして課題は何かを詳しく解説しています。
管理主はこれを大学入学直後、近所の古本屋で偶然にも発見し即買いしました。
当時から電機メーカーに対する憧れは尋常ではないレベル(文系なのに)で、将来は「日立に行きたい!!!!!」(当時は重電に関心があったため)と周囲にも言っていたほどです。
結局実力が伴っていなかったので不採用になり、結果別の電機メーカーの子会社へ就職しました。(本体は有名大学でも結構難しい)
それでも、この本のお陰でゼミの恩師にもかわいがってもらえたこと、友人から面白いキャラだと認めてもらえた?ので、それなりに良かったのでは?と思っています。
またこの本には今現在日立・松下グループではない企業の名前も掲載されており、新たな発見もできるかもしれません!
気になる木~という方はぜひ読んでみてくださいね。
それでは!